2025パンフレット240426

教育理念 子どもたちの幸せはどこにあるのでしょうか。コロナ禍を経て、学校生活には新たな活気が満 ち、にぎやかな声が溢れています。自由な喜びが子どもたちの姿に輝くようです。一方で、世界に は色々な状況があります。これからの地球がどのようになっていくのか、将来への心配な情報も たくさん聞こえてきます。それでも、子どもたちは生きる力でいっぱいな存在です。学校は子ども たちの生きる力を受けとめます。 聖心の子どもたちは、学び、関わりを築き、共に活動し、毎日の学校生活を楽しみます。初等 科1年生から高等科3年生までの12年間は、子どもから大人の女性になっていく大切な時間です。 聖心の学校生活は、毎日の楽しさを通して生きる力を実感し、一人ひとりの児童・生徒が自分らし く生きる土台を培います。 学習は生きる力を支えます。主体的に学ぶ力がこれからの子どもたちには求められます。聖 心の学びは初等科で身につけるしっかりした基礎の上に、自ら探究する、問いを出し、考える力を 養います。教室は個性溢れる知性が響き合う場です。12年後の世界でも、さらに先の未来に向 かっても歩み続ける、確かな知性を拓く学びを追求します。 人と共に生きる姿勢は聖心の子どもたちの底力です。お友だちと楽しく遊ぶ、おしゃべりする、時 にはけんかをしたり仲直りしたりする日常から、子どもたちは自分自身を発見します。そして、学習 や行事を通して仲間と共に活動するときに、自分を越えて大きな力が生み出されることを実感します。 自分を越えて人と共に。これはいつしか世界に向けても広がっていく、聖心生が育む大きな力です。 緑に恵まれて広々とした校庭は子どもたちの大好きな場所です。思い切り遊んだり、四季の移り 変わりに目を見張ったり、小鳥や虫の小さな生きものをみつけたりしながら、心に落ち着きといのち の喜びを感じとっていきます。子どもたちは、神様の感覚をこれらの中にみつけています。 学校はお子さんが毎日を過ごす大切な場です。そして、保護者の皆様とお子さんの幸せへの思い を共にする場でもあります。この願いをもって私たちは学校の毎日を組み立てています。 ごあいさつ 校長 Sr. 大山 江理子 聖心女子学院は、一人ひとりが神の愛を受けた かけがえのない存在であることを知り、 世界の一員としての連帯感と使命感を持って、 より良い社会を築くことに貢献する 賢明な女性の育成をめざします。 校章のまわりを縁どっているのは 百合の花で、清らかさを象徴して います。どのような状況にあって も、神から与えられた、神に属する 清純さを保ちつつ、さらに成長し ていきます。百合の花の上には聖 体が形どられ、神の愛に養われて 成長し、互いに結ばれて共同体を 作っていくことを意味しています。 24

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