聖フィリピン・デュシェーン

聖ローズ・フィリピン・デュシェーンは1769年フランス・グルノーブルで生まれました。
「デュシェーン」とはフランス語で「かしの木」を意味します。
フィリピンはかしの木ののような固い信念を持って生きたといわれています。
18歳でグルノーブルの修道院に入ったフィリピンは、革命の混乱期である1804年、聖心会総長マグダレナ・ソフィア・バラと出会い、聖心会のシスターとなりました。
1818年、「祈りと情熱をもってみこころの愛を伝えに、遠くの国へ行きたい」と願っていたフィリピンは、アメリカ・インディアンとの出会いを求めアメリカ・ニューオリンズへ渡りました。その年、ミシシッピーの西方に学校を建てることになりました。これは、聖心女子学院がヨーロッパを越えて世界へと広がっていく貴重な一歩となりました。
フィリピンが、ようやく願いであったアメリカ・インディアンのもとを訪れたのは72歳の時でした。言葉も通じない中で、自分にできることを忠実に行い祈りの日々を送りました。インディアンたちは「祈りの人」として尊敬しました。
『一粒の麦が地に落ちて死ななければ、一粒のまま残る。死ねば多くの実を結ぶ』
フィリピンはこの言葉を語りかけているのではないでしょうか。