学院ブログ - Sophie's diary -

初等科 母親学習会

初等科
2018.10.05

「もみじの家」ケアマネージャーの内多勝康様をお迎えして、初等科母の会主催による母親学習会が開かれました。

「もみじの家」は、退院後の医療的ケアが必要な子どもとその家族が過ごす短期入所施設です。

母体は、国立成育医療研究センターで、同じ敷地内に建物があります。

内多様は、以前はNHKのアナウンサーとして活躍なさっていましたが、今は、「もみじの家」を必要とする子どもたちと家族に寄り添っていらっしゃいます。

医療の発展と共に命を救える子どもたちが増えたことは喜ばしいことですが、一方で退院後は24時間365日家族の手によって医療的ケアが行われる現状があります。

「もみじの家」は、看護師、保育士、介護福祉士という専門的な資格を持った方々が連携して、安心、安全な環境を提供しています。

入所する子どもたちは、家族以外の人と交流することで社会性が芽生え、多くの刺激を受けて成長する姿があるそうです。

また、家族にとってもほっとする時間を過ごすことができます。

「子どもが退院してから、はじめてゆっくりお茶を飲むことができた。」と言う家族の声からは、医療的ケアが必要な子どもを育てる大変さが伝わり、同じ子どもを持つ親として、参加の保護者にも様々な思いが生まれたことでしょう。

今回、内多様にご講演いただきましたのも、重い病気を持つ子どもと家族を支える財団である「キッズファム財団」を立ち上げられた、本学院卒業生の喜谷昌代様のご活躍があります。

「もみじの家」の開設にも携わられ、継続的な支援をなさっています。

参加した保護者や、今回特別に参加をした高等科生にとって、

内多様のご講演は、今の社会と子どもたちを取り巻く環境について考える貴重な機会となりました。

講演会に携わって下さった皆様、ありがとうございました。

学習会写真2.png

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