学院ブログ - Sophie's diary -

中高等科 聖マグダレナ・ソフィア祝日

中等科
高等科
行事
2017.05.26

5月26日(金) 中高等科は創立者聖マグダレナ・ソフィアの祝日でした。

静粛な雰囲気の中で、ソフィア・バラが聖心の生徒に宛てた手紙が読まれ、その後ミサが執り行われました。

MS祝日2.jpg東京教区の山本量太郎神父様の司式で、全校生徒・職員でお祝いのミサをお捧げしました。ミサの中で神父様は「イエスが弟子たちにお与えになった掟は実は1つしかない、それは"イエスが弟子たちを愛したように"、私たちも互いに愛しあうことである。」とお話しになりました。「イエスはご自身の持っている特別な力を決して自分のためには使わず、他の人のためにお使いになられました。私たちも自分持っている力を他の人のために差し出す生き方をしましょう。」とお話し下さいました。

ミサの後、今年度はキッズファム財団の理事長を務められている卒業生の喜谷昌代さんをお迎えし、ご講演頂きました。題は「My Life, My Work,My Charity」。聖心の初等科在学中に戦争によりお父様を亡くされたことや在学中からボランティアに興味を持たれ活動を始められたこと、卒業後はCAとして様々な国にお仕事でいらしたことなどをお話し下さいました。CAとして訪れた様々な国でシスター方や現地の方々との様々な出会いから多くの影響を受けられたことを教えて下さいました。

その後、喜谷さんは日本赤十字社のボランティアとして日本を含め7か国でお仕事をされたそうです。ベトナム在任時代にベトナム戦争が始まり、傷ついた方々の救護に当たられたこと、ドイツでは障がいを持つ方々の支援や隣国ポーランド危機の際に救急物資を配りに日夜出かけられたことなどを話して下さり、生徒たちは興味深く聞いていました。

MS祝日3.jpg現在は、"もみじの家"というプロジェクトをされています。"もみじの家"は重い病気を持った子供たちのためのホスピスです。病気に向き合う子ども達に楽しい時間を過ごさせてあげたいという思いの下、日々活動されています。講演を通して「ボランティアはどんなことでも構わない、自分がしたいと思ったことをすべきである。」と強く訴えられました。「日本にはボランティアという文化がまだあまり浸透していない。どんなことでも、あなた方がしたいと思ったことをしてくれることがとても嬉しいのです。それは庭に花を1株植えること、笑顔で微笑むことなど何でも良いのです。」という言葉はとても印象的でした。

本校でも大切にしている奉仕活動という活動があります。自分達の大先輩である喜谷さんに貴重なお話しを伺えたことで1人1人が「奉仕」について考えるよい機会となりました。

このページのトップへ
このページのトップへ