校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

9月1日 初等科9月のつどい  

2021.09.02

 初等科も夏休みを終え、学校生活を始めました。3学年ずつに登校時間を定めた分散登校としました。夏休みの自由研究や作品を持参した児童も多く、教室前には早くも色々な作品が並んでいます。感染防止対策のために、作品には触ってはいけないことになっているので、おもしろそうなものがあっても中を見ることができないことを子どもたちは残念がっています。

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 今日から学校がまた始まりました。楽しい夏休みだったでしょうか。コロナウイルスのために、旅行やお出かけができない夏休みだったと思いますが、それでも、色々なことに挑戦できたでしょう。「ありがとう、ごめんなさい、どうぞ」は実行できましたか?

 お休みの間にたくさんのお便りをいただきました。ありがとうございました。すてきな絵が描いてあったり、がんばっていることや考えていることが書いてあったりしました。一枚一枚楽しく読みました。

 オリンピック観戦.jpgオリンピックやパラリンピックをテレビで見て、すばらしかったと思った人もたくさんいるでしょう。一枚のお便りに、オリンピックを見て、選手が感想で「感謝の気持ちでいっぱいです」と言っていたのを聞いて、「オリンピックはみんなで、たくさんの人が協力して作っていることがわかった」と書いてありました。選手がメダルをとったらとてもすばらしいですが、それだけでなく、助けてくれたり、支えてくれたたくさんの人がいるということに気づける選手の心もすばらしいです。

 オリンピックの開会式で難民選手団に気づいてくれた人もいました。難民となった人たちは自分の国から脱出して、自分の国世界の子ども2.jpgを失ってしまったので、どこの国の人でもなくなってしまいます。だから、国ごとに参加するオリンピックには、参加することができないのです。そこで、特別に難民の選手が集まって、難民選手団として参加しました。色々な国の出身の人がいました。パラリンピックにも難民選手団の人たちがいます。難民のアスリートは試合の結果だけでなく、自分たちが参加していることで、難民の問題にたくさんの人が気づいてくれるということも大事にしていました。このお便りをくれた6年生は、難民の選手はかわいそうな人でなく、世界を目指す、大きな目標をもった人たちだと気づいたそうです。

 オリンピックを見て、たくさんの方があきらめない心を学んでいました。パラリンピックを見ると、本当にそうだと思ったでしょう。生まれた時から身体に障害があったり、病気や事故で身体が不自由になっても、今もっている力を大事に、上手に、できる限り使って、その人らしいスポーツを全力で取り組んでいました。すごいなあと皆さんも感じているでしょう。あきらめない心はとても大事です。 

SDGsストロー.jpg夏休みをSDGsのことも考えて過ごした方もたくさんいました。海のゴミに気づいてびっくりしたり、スーパーマーケットで海の環境に良いマークのついた品物を探してみたのに、一つもないことに気づいたりなど、色々なことを知らせてくれました。皆さんとてもよい夏休みを過ごすことができました。

 さて、今日からの学校生活は、みんなで健康を大切にしながら過ごします。コロナウイルスは今もとても心配な状況です。子どもたちに感染が広がりやすくなっていると言われています。皆できちんと防止対策のルールを守って、生活します。そのために、しばらく皆さんが学校に来る時間を二つに分けて、一度に学校に来る学年を半分ずつにしています。中高等科生は学校に来る時刻が遅くなっています。

 学校に来るのはとても楽しいことです。お友だちとお話ししたり、遊んだりしたいです。でも、それは、皆が健康で元気だからこそ、できることです。手を洗う、マスクをしっかりつける、集まらないなど、決まりをしっかり守って、皆で楽しく学校生活をしたいと思います。真剣に取り組みましょう。電車やバスの中でも、きちんとできるように、他のお客様から心配されたり、迷惑と思われたりしないように、気をつけてください。今は大事な時です。

 学校が大好きだから、学校の決まりを皆で守る。私の健康は、皆の健康。「聖心はひとつの家庭」と考えて、誰にでもやさしく、助け合いながら過ごします。皆でがんばりましょう。

聖心のピクトグラム2.jpg

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