校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

4月14日 おもしろいを読みましょう (37) 今井誠一編  水上みのり絵 「みその絵本」

2020.04.14

今日はよいお天気となりましたが、強い、冷たい風が吹いています。それでも校庭の木々は春らしさを増しました。ハナミズキも開き始めています。メタセコイアも青々としてきました。前庭で初等科の皆さんが遊べないの残念です。学校が再開する日を楽しみに待ちましょう。皆さんの家ではどんな観察ができますか。CIMG1782.JPG  CIMG1784.JPG  CIMG1778.JPG 

マリアさまのまわりのモッコウバラも咲き始めています。

 初等科の皆さんからいただいたお便りには、本を読んでの感想を書いてくださったり、おもしろい本を紹介してくださったり、家でも楽しく過ごす工夫を知らせてくださったりしています。楽しく読ませていただいています。ありがとうございます。中には、家で「みそ作り」をしてみましたというお便りもありました。私も去年からみそ作りに挑戦しています。そこで、今日、紹介する本は「みそ」についての本です。

 皆さんはお味噌汁やみそを使ったお料理は好きですか?みそには色や味の異なる様々なものがあります。日本だけでなく、韓国や中国の料理で使われるみそもあります。みそはどうやって作られるものでしょうか。スーパーマーケットに行けば、色々な種類のみそがパッケージに入って売られています。みそは買う物と私もずっと思っていましたが、去年みその作り方を目にすることがあり、思い切ってチャレンジしてみることにしました。やってみた感想は、思ったより簡単!

 「みその絵本」はみそについてすてきな絵で紹介しています。みその歴史や文化も説明されています。ファーストステージの方は絵が楽しめます。そして、作り方も出ています。家の方に相談して、皆さんも時間があるいま、挑戦してみてはどうですか?

 みその作り方については、この本に従っても良いし、インターネットで自分で作り方を調べてみることもできるでしょう。特別なものはあまり必要ありません。私は近所のスーパーマーケットで見つけた乾燥麹(こうじ)と普通の乾燥大豆で作りました。乾燥麹の袋に作り方が書いてあるかもしれません。容器は大きめのきれいなプラスティックのタッパーのようなものがあれば間に合います。塩は粗塩を使いました。全部、家にあるものか、近所のお店で調達できるものでしょう。去年は3月に仕込んで、食べられるようになったのは秋でした。今年も3月に仕込みました。

 大事なことはていねいに作ることです。そして、清潔にすること。麹はコウジ菌というカビの一種です。カビには人間に害を与えるものもあれば、人間を助けてくれるものもあります。みそを作る器に害のあるカビを生やさないために、器はきれいに洗って使います。みそ種を器に入れるときも気をつけて、害のあるカビの侵入を許さないように空気を閉め出すようにきっちり詰めることと、詰めた後にまわりをきれいに拭いておくことも大事です。みそになって食べられるのは仕込んでから数ヶ月後になりますから、最初が肝心。後でがっかりすることがないように、きれいに、ていねいにを心がけてください。最初は少ない量で作り始めてみましょう。

 今井誠一編、水上みのり絵 「みその絵本」 農文協 2004年

 

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