１１月１８日は聖フィリピン・デュシェーンの祝日です。１３日にセカンドステージの祝日行事として、朝礼での祈り、午後の講演会を行いました。今年は日本エシカル協会の代表理事を務められている末吉里花さんをお招きしました。セカンドステージ生５年生から８年生が集まって講演をお聞きしました。

　「私たちの選択が未来を変える」をタイトルに、まず「エシカル」という言葉の説明から始まりました。エシカルとは「倫理的」という意味ですが、末吉さんは「人・地球環境・社会・地域におもいやりのある考え方や行動のこと」と説明してくださいました。そして、エシカル消費とは「人・地球環境・社会・地域におもいやりのある消費やサービスのこと」として、ものやエネルギーを使って生活する私たちが心にとめるべき方向を示してくださいました。それは、背景やストーリーを知って、考えながら消費すること。具体例をあげながらのわかりやすい話に児童・生徒は熱心に耳を傾けました。エシカル消費とSDGｓの関係があることも説明してくださり、SDGｓの理解も深まりました。最後に、エシカルとは、まとめると「エ：影響を、シ：しっかりと、カル：考える」、と呼びかけてくださり、児童・生徒でもできることをいくつか示してくださいました。そして、日本の文化として受け継がれてきた「おもいやり、おたがいさま、おかげさま、もったいない」もエシカルな考え方なので、日本の私たちとしてエシカルになりましょうとしてくださり、ひとりの１００歩より、みんなの１歩に価値がある、という心に残る言葉をもって児童・生徒のアクションを促してくださいました。質疑応答でもたくさん手があがり、時間の関係で各学年１名ずつの質問となりましたが、それぞれ今回の講演を受けてさらに歩みを進めることができました。

　児童・生徒はこの講演会後に各クラスで話し合いの時間を持ちました。どのようなアクションの提案があったか楽しみです。セカンドステージ生にエシカルに考え、生きる意味を楽しく話してくださった末吉里花さんに心から感謝いたします。