校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

9月6日セカンドステージ朝礼  少女に答える教皇フランシスコ

2019.09.15

9月5日に7年生以上で行った信徒の生徒のための宗教活動で、7・8・9年生は2015年1月に教皇フランシスコがフィリピンのマニラを訪問されたときの動画を観て、話し合いを行いました。その翌日となったこの朝礼では、この動画をとりあげて教皇フランシスコについて考え、最後にサードステージ朝礼でも紹介した新たな「平和の祈り」を紹介しました。

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2015年1月18日フィリピンのマニラでの集会において、屋外に集まった多くの信徒の前で、教皇フランシスコは一人の12歳の少女からの質問を受けます。親から見捨てられた子ども、犯罪に巻き込まれる子どももたくさんいます。なぜ神さまはこのような状況を許しておられるのですか。子どもは何も悪いことをしていない。それなのに、助けてくれる大人はなぜこんなにも少ないのですか。このような質問でした。

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この問いを受けて、教皇フランシスコは自分は具体的な解決を持たない、しかし、困っている人、悲しんでいる人と共に「泣く」ことがまず大切だ答えています。「泣く」ことから、ただお金を出すだけではない、相手のことを親身になって考えることが始まる、解決に向かう力があると考えています。だから、「泣く」ことを恐れないでとも言っています。CIMG9635.jpgサードステージ生が前日に観た映画「ローマ法王になる日まで」には、教皇フランシスコが若い時代に司祭ベルゴリオとして母国のアルゼンチンで、とても困難な状況を人々と共に生きたことが描かれていました。どのように知恵と力を尽くしても、人々と共に泣くしかないこともありました。そのような経験を重ねた方として、教皇フランシスコは人々の苦しみや困難に耳を傾け、寄り添う心を大事にしています。そして、アッシジの聖フランシスコの「平和の祈り」を今の世界の状況に合わせてアレンジし、人々が共に生きる心に向かうように呼びかけています。CIMG9636.JPG

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新たな「平和の祈り」に児童・生徒が親しみ、この祈りの心で生きようとしてくれることを切に願っています。CIMG9638.JPG

9月5日の宗教活動でのグループの話し合い結果を生徒たちはポスターにしました。職員室前のスペースに掲示されています。この動画はYoutubeで見ることができます。「教皇フランシスコ」で検索、タイトルは「なぜ神さまは・・・少女の悲痛な叫び」。CIMG9642.jpgCIMG9634.jpg

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