校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

5月24日 セカンドステージ朝礼 創立者のことば

2019.05.24

5月24日のセカンドステージ朝礼は初等科運動会の前日にあたり、7・8年生で行いました。

日本聖心同窓会JASHの作成による、創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの言葉日めくりカレンダーを各教室において、毎日クラスで創立者の言葉に接することができるようにしています。5月25日の創立者の祝日を前にして、カレンダーにある言葉について考えました。

日めくりカレンダーにある創立者の言葉は、わかりやすい内容の日と、わかりづらい内容の日があります。200年前の方なので表現方法も異なりますし、大変宗教的な内容のことが書いてある日もあります。5月24日はこのように書いてあります。日めくりカレンダー.jpg

「ミサの最中に気が散っても心配しないようにしましょう。その時は、魂の力を徐々に神の方に向けましょう。もしこれが持続できない時は、少なくともあなたの魂に深く宿る神の存在を意識するようにしましょう。」

昔のシスターたちでもミサの間に気が散ることがあったのか・・・、と考えてみると少しおもしろいような、親近感が感じられるような気持ちがします。気が散ってきたら、魂、心を神に向ける。そして、うまく行かなくても、心配せずに、神さまが心の底の深いところで助けてくださることに信頼する、これを聖マグダレナ・ソフィアは教えてくださっています。うまく行かないときがあっても、神さまは見守り続けていてくださる、そのことを忘れないように、と励ましてくださっています。中間試験を目前にして、生徒たちが勉強しようとしても気が散ってしまうときに、この言葉を思い出し、ミサを勉強に置き換えて、神さまが見守ってくださることに信頼して、勉強に取り組み続けてほしいものです。

5月25日の言葉は、

「愛の特性は、愛する者を親愛なる方に変えることです。神と神の創造物の結合はなんと素晴らしいことでしょう。つまり、『生きているのは最早私ではありません。キリストが私の内に生きておられるのです。』」

となっています。これは何を言っているのでしょう。私たちがイエスのみこころを大切にしようとするとき、神さまは私たちをイエスのみこころに似たものに変えていってくださる、それが神さまの愛の特別な働きということです。そのように私たちが変化していくことは、神に造られたものである私たちが神さまと一つになっていくことでもあります。二重括弧の中の言葉は、新約聖書のガラテヤの信徒への手紙2章20節にある聖パウロの言葉の引用です。私が私として生きている、しかも私はイエスと一つの心で生きている、このことを聖マグダレナ・ソフィアは大きな理想としてご自分もこれを生きようとされ、ご自分の確かな実感をもって、私たちにもそうなるようにと呼びかけています。神さまと一つの心で生きるという可能性を信じる心、深い信頼の心が聖マグダレナ・ソフィアの特徴です。私たちも創立者と同じ信頼の深さをもって進みたいものです。信じる心をもって進むときに、信じていることは実現していきます。

帰宅する前に、日めくりカレンダーで創立者の言葉に接することを願っています。

CIMG1625.JPG

このページのトップへ
このページのトップへ