校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

カンボジア体験学習(2)

2018.07.25

カンボジア体験学習第3日目は幼稚園の訪問から始まりました。カトリック女子修道会ショファイユの幼きイエス会が経営するアンティエ・プレスクールでは、貧しい家庭の子どもたちを主な対象とする幼児教育を行っています。園長を務められている日本人のシスター黒岩に幼稚園についての説明をしていただきました。

シスター黒岩の話を聞く (2).JPG

生徒たちは日本から用意してきた「ウサギとカメ」の紙芝居を子どもたちに披露し、子どもたちも「幸せなら手をたたこう」の歌をカンボジア語で、ジェスチャーをつけながら元気よく歌ってくれました。

紙芝居をする.JPG

子どもたちと屋内で折り紙をしたり、園庭で遊んだり、楽しい時間を過ごしました。言葉が通じなくても一緒に遊び、子どもたちからたくさんのスマイルをもらいました。

折り紙.JPG

子どもたちと遊ぶ.JPG子どもたちと遊ぶ2.JPG

いよいよアンコールワット遺跡群の見学。それに先立ち、上智大学アジア人材養成研究センターの日本人駐在員三輪悟さんから「海外支援に必要な視点」というテーマでレクチャーを受けました。上智大学は元学長の石澤良明氏が早くからアンコールワット遺跡の調査に入られ、遺跡修復にも実績を重ねています。三輪さんは20年以上にわたり現地に滞在して遺跡修復に携わっている専門家です。これからを生きる生徒たちに向けて、自分で疑問をもち、ものごとを感じ、考えることの大切さを話してくださいました。

アンコールワット.JPG

午後はアンコールワットとタ・プローム遺跡を見学。途中で雨に降られるハプニングもありましたが、カンボジアの歴史と文化の深さに圧倒される体験となりました。

タ・プローム.JPG    タ・プローム遺跡

これまでの3日間のふり返りと分かち合いも行いました。それぞれが体験を通して感じたことをしっかり受けとめ、真剣に考えていることが伝わる時間でした。第4日目もきっと多くを感じとり、学ぶ日となることでしょう。

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