校長室ブログ - Spirit of "Mikokoro" -

セカンドステージ朝礼 9月8日 マリアの誕生の祝日

2017.09.08

キリスト教では、1年を通じていろいろな祝日があります。1年間でイエスの生涯がたどれるようになっています。最大のものはクリスマス、そして春のご復活・イースターです。その間に、マリアの祝日も1年の中で定められています。たとえば、マリアがイエスの母になることを天使に告げられて知ることは3月に祝い、12月がご降誕となっています。そして、今日9月7日はマリアの誕生の祝日です。

マリアについて、聖書にはあまりたくさん書かれていません。しかし、マリアは大切な方なので、聖書には書かれていない伝説がたくさんあります。マリアの誕生もその一つです。マリアが生まれた時から、親に大切にされて育ったこと、生まれた時からイエスの母となるように準備されていたと言われています。

マリアについて大切なことは、「思い巡らしていた」ということです。すぐにはわからないことを簡単に判断してしまわないで、いったい何のことなのだろう、と思い巡らしています。マリアにとって、イエスを育てることは、よくわからないことに満ちています。不思議な生まれた方をしたこの子はどのように育っていくのだろう。天使から告げられたことはどのようになっていくのだろう。マリアはいつも思い巡らしています。

そしてマリア様は、イエスの母であるというだけでなく、私たち皆の母でもあります。だから、私たちについても同じように思い巡らしていてくださいます。私たちは自分のことについて、どのようになるかわからない、と感じることがたくさんあります。どうしたらよいかわからないこともあります。そういう時に、マリアを思い出してみましょう。マリアはいつも私たちを見守っていてくださいます。私たちが気づかないとしても。

今日のマリアの誕生の祝日に、今日のどこかで「マリア様、お誕生日おめでとう」と祈ってみましょう。マリア様は私たちを見守ってくださる存在です。

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